プログラム

タイムテーブル

本人発表

11月16日11:30~12:30(国際会議室)

演者

村上 有香 19歳(兵庫県)「ありのままで」
藤原 宏行 27歳(愛媛県)「みんなに聞いてほしい わたしの楽しいこと」
陸浦 俊裕 33歳(鳥取県)「日々是好日」
岩元 綾 46歳(鹿児島県)「今を生きる私」

分科会のご紹介(敬称略、ご発表者は50音順)

日本各地でダウン症のある子・方と関わっていらっしゃる以下の方々に、各分科会テーマに沿ってご発表いただきます。さまざまな視点からのご発表をいただいたのち、質疑応答の時間がありますのでぜひご活用ください。

11月16日(土)13:30~15:30

1-A-1 くらす(幼児期から学齢期)

<専門資格>博士(心理学)、臨床心理士
<経歴・専門職としての活動>
九州大学大学院人間環境学府博士後期課程単位取得退学
日本学術振興会特別研究員(PD)を経て
2008年より現職
<専門分野・研究テーマ・ダウン症のある子・方との関わり>
主に心理学の観点から、ダウン症のある子どもや成人の発達特性を研究しています。
学生の時にダウン症児の療育キャンプに参加して以来、ダウン症の魅力にとりつかれて研究を進めています。専門分野は、ダウン症児の知的能力やコミュニケーションの発達プロセス、姿勢や運動の特徴、また動作法によるダウン症児の発達援助などです。
以前に比べて近年では、ダウン症のあるお子さんたちは、かなり発達プロセスに特徴的があると認識されるようになってきました。そうしたダウン症のある子どもの発達特性を明らかにした上で、より健やかな成長を促すためのアプローチが必要だと思います。分科会では将来の生活を豊かにするための様々なアプローチについて、幼児期から学童期にかけて望まれることを中心に考えていきたいと思います。

阿部 京子(からだの教室 Laugh)
有賀 道生(社会福祉法人青い鳥 横浜市東部地域療育センター)
松本 茉莉花(熊本県立荒尾支援学校)

分科会テーマ

ダウン症のある人たちの生活を豊かにするためには、日常生活に必要な各種の能力の獲得や発達を促しつつ、様々な活動を通して生活の幅を拡げるための体験を積みあげていくことが大切です。特に発達期である幼児期から学齢期においては、家庭や園・学校だけでなく様々な療育や教育機関において、多彩な側面へのアプローチが成されることが重要だと考えます。生活を支え豊かにする「ことば」の発達や健康な「からだ」作りなど、子どもの健やかな発達が支援されることが将来の自立生活へと繋がってきます。今回の分科会では、ダウン症のある子どもの発達支援や療育・教育に取り組まれている各話題提供者からの実践・研究報告をもとに、ダウン症のある子どもに対する療育・教育のあり方を考え、また将来の自立生活に向けたアプローチとして重要なことは何か、について検討していきたいと思います。

1-B-1 まなぶ(生涯教育)

<専門資格>博士
<経歴・専門職としての活動>
2018年3月東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科博士課程修了
2018年4月より現職
<専門分野・研究テーマ・ダウン症のある子・方との関わり>
大学院在学中は菅野敦研究室に所属し、知的障害教育、生涯学習支援、自己決定、問題解決をキーワードに研究を進める。特別支援学校の教員経験も有する(4年間)。
2009年度より、成人期知的障害者の生涯学習支援の取り組みの一つである「オープンカレッジ東京」(代表:菅野敦)の運営に携わる。オープンカレッジ東京の講座に参加するダウン症者との関わりを通じて、ダウン症者の学習特性の把握、特性に応じた支援方法を検討し続けている。
<著書・主な論文>
『成人期知的障害者の生涯学習支援で取り組まれる学習内容と基礎的学習能力との関連』(特殊教育学研究)
『知的障害者の生涯学習支援―いっしょに学び、ともに生きる (講座づくりの実践マニュアル) 』(東京都社会福祉協議会)等

<専門資格>医師、小児科専門医、臨床遺伝専門医・指導医
<経歴・専門職としての活動>北海道大学小児科で研修を受けたのち、1988年から長崎大学原爆後障害医療研究施設(新川詔夫教授)で分子遺伝学を学ぶ。その後、米国留学を経て小児科専門医、臨床遺伝専門医・指導医として、北大小児科、がん研究施設で遺伝性疾患の診療・研究に従事。2004年より天使病院勤務。臨床遺伝センターの責任者として、現在、遺伝性疾患や染色体異常症の診療と研究に従事している。
<専門分野・研究テーマ・ダウン症のある子・方との関わり>専門は、染色体異常・先天性疾患、分子遺伝学。ダウン症候群については責任領域に関する研究、成人期の診療に力を入れている。天使病院をダウン症候群の包括的診療のモデル病院にするのが目標で、染色体検査室を実施している。NICUではダウン症新生児の手術から養育指導までの包括的医療を実践。外来では一般的小児科フォローアップの他、15歳以上のダウン症患者を積極的に受け入れ、認知・行動の問題ならびに身体的問題の解決のため成人系診療科とのチーム医療の構築に力を入れている。北海道小鳩会の皆様とは親しくお付き合いをさせていただいている。

<著書・主な論文>
1. 白石春生他 当院NICUで診療したダウン症候群の臨床的検討 2020年 臨床小児医学掲載予定
2. 外木秀文 成人後の自然歴―アンケート結果をもとに 2019年小児内科第51巻6号「ダウン症候群の医療管理」
3. Tonoki H. (2018) A brief history of genomic diagnosis: from chromosome to DNA array. Clin Pediatr 1:1002.
4. 外木秀文 染色体異常 2014年 子どもケア 第9巻 37-41
5. Sato D, Kawara H, Shimokawa O, Harada N, Tonoki H, Takahashi N, Imai Y, Kimura H, Matsumot N, Ariga T, Niikawa N, Yoshiura K (2008) A Down syndrome girl with partial trisomy for 21 pter-q22.13: A clue to narrow the Down syndrome critical region. Am J Med Genet A. 146:124-7.

竹井 卓也(東京都立八王子特別支援学校)
信田 敏宏(国立民族学博物館)
井口 啓太郎(文部科学省 総合教育政策局 男女共同参画共生社会学習・安全課 障害者学習支援推進室)

分科会テーマ

近年、学習指導要領の改訂に伴い、学齢期だけでなく、成人期を含めた「生涯学習支援」の必要性が注目されています。生涯学習の場も、学校(特別支援学校や大学)博物館、図書館、家庭と多種多様であります。どんな学習の場でも「豊かな人生を送るために、必要な学習をすること」が重要となります。今回の分科会では、生涯学習支援の必要性や、生涯学習の場の紹介、学習を進めるための工夫等について、事例を挙げながら考えていきます。

1-C-1 きょうだい

<専門資格>博士(教育学)、自閉症スペクトラム支援士
<経歴・専門職としての活動>
広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了、2009年4月より現職
<専門分野・研究テーマ・ダウン症のある子・方との関わり>
大学・大学院在学中は、障害のあるきょうだい(主に自閉症のある子どものきょうだい)が抱える悩みやきょうだいの発達段階を踏まえた教育的支援の在り方について研究を行いました。現在は、きょうだいを支えるためには親御さんへの支援が重要であることをあらためて実感し、親の会等のご協力をいただきながら、きょうだいも含めた「家族」という枠組みで家族支援の在り方について研究をしています。特別支援学校(知的障害)の親学習教室等で、きょうだいの経験や思い等を保護者の方にお話しさせていただいています。
<著書・主な論文>
『障害児・者のきょうだいが抱える諸問題と支援のあり方』(特殊教育学研究)
『自閉性障害児・者のきょうだいに対する家庭での支援のあり方』(家族心理学研究)
『きょうだいの自閉症児・者に対する理解をめざした教育的支援』(風間書房)等

有馬 桃子(NPO法人なかのドリーム)
滝島 真優(きょうだい会SHAMS代表/目白大学人間学部人間福祉学科)
持田 恭子(ケアラーアクションネットワーク)

分科会テーマ

障害のある兄弟姉妹と暮らすきょうだいは、家族の中で障害のある兄弟姉妹とは別の視点から支援や配慮を必要とする存在です。きょうだいが悩みや疑問への解決の糸口となる情報を得たり、自身の思い(感情)を率直に伝えられたりする場として、「きょうだいの会」の存在と役割はとても重要です。
本分科会では、きょうだいの会の設立と運営に携わっておられる3名の話題提供者の活動報告を通して、以下の2点について考えたいと思います。具体的には、①ライフステージの視点から、きょうだいが直面する問題と必要とされる支援として不変的なものは何か。障害のある兄弟姉妹の教育や福祉等の制度改正に伴い、きょうだいを取り巻く環境が変化している中で、きょうだいに必要とされる支援は何か、②共生社会の形成に向けて、きょうだいを含めた家族への理解者を増やしていくために、きょうだいの会に期待される役割は何かについて考え、今後のきょうだい支援について展望したいと思います。

11月16日(土)15:45~17:45

1-A-2 はたらく

<専門資格>博士(リハビリテーション科学)、社会福祉士
<経歴・専門職としての活動>
筑波大学大学院人間総合科学研究科生涯発達科学専攻博士後期課程修了
病院ソーシャルワーカー、(旧)知的障害者通所授産施設支援員、国立重度知的障害者総合施設のぞみの園研究部研究係長、聖学院大学人間福祉学部准教授を経て現職。
<専門分野・研究テーマ、ダウン症のある子・方との関り>
ダウン症のある方の高齢化(特に認知症)についての研究(主として支援のあり方)
<著書・主な論文>
「認知症の特性を有する知的障害者のケアの動向と課題に関する研究 : 海外と日本の文献レビュー 」発達障害研究 : 日本発達障害学会機関誌 39(1), 134-145, 2017年
「知的障害者と認知症 : 海外先行研究と施設に入所する人に関する調査からの知見 (特集 どうなる高齢知的障害者支援)」『さぽーと : 知的障害福祉研究』 63(12), 11-14, 2016年

<専門資格>臨床遺伝専門医、社会医学系指導医
<経歴・専門職としての活動>
自治医科大学・ハーバード大学公衆衛生院卒業。大阪急性期・総合医療センター小児科、大阪府、厚生労働省等をへて現職。障害児等の臨床と研究に従事。
<専門分野・研究テーマ・ダウン症のある子・方との関わり>
次男がダウン症候群をもつ小学校5年生 
ダウン症候群の子どもの専門外来、集団外来を行う
障害児の療育や家族支援に関する研究、臨床遺伝学に関する研究を行う
<著書・主な論文>ダウン症や障がい児関係の筆頭論文多数。
Impacts of early intervention on family outcomes: A multicenter cross-sectional study in Japan. Disabil Health J. 2019 Aug 5:100832. doi: 10.1016/j.dhjo.2019.100832. [Epub ahead of print]
A novel mutation in the GATAD2B gene associated with severe intellectual disability. Brain Dev. 2018, pii: S0387-7604(18)30430-3.
児童発達支援センターおよび児童発達支援事業所における事故防止対策の現状.脳と発達.2018, 50(4): 295.
Down症候群をもつ乳児とその家族に対する集団外来の取り組み.日児誌.2017; 121: 1872-1878.
障害児の育ちにおける保育所の役割 – インタビュー調査法による検討 -小児保健研究. 2016; 75:398 -405.
療育サービスの子どもと家族への効果の評価に関する全国実態調査.厚生の指標.2016; 63:17-22.
なぜ、障がい児者が“より”高い価値のある社会的役割をになうべきなのか.チャイルドヘルス.2015;633:1.
病院小児科医師による障害児への障害福祉サービス紹介の実態.日本公衛誌.2014; 61:93-99.
ダウン症候群を持つ成人の健康管理に関する調査-肥満とメタボリックシンドロームに着目して.Jap J Genet Counsel. 2011;32:101-107.
精神健康調査票(短縮版)を用いた小児外来患者家族の精神健康状態の検討.日本小児科学会雑誌.2010;114:1419-1426.

菅野 和恵(東海大学)
西村 周治(社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会 世田谷区立障害者就労支援センターすきっぷ)

分科会テーマ

「はたらく」ことの目的として第一にあげられるのが「収入を得る」ということです。ただ、それだけではなく、はたらくことで「社会との接点を持つこと」「個性を発揮すること」「生活の質を向上すること」などを得ることもできるとされています。

はたらく場として、一般企業での一般就労、特例子会社や福祉作業所など、また仕事の内容、支払われる賃金など、はたらくことを希望する人それぞれに合った形態があります。本分科会では、はたらくことから得られること、また課題となっていること、今後なってきそうであることを具体的な事例を通じて共有し、検討していきます。

1-C-2 たのしむ

<専門資格>
修士(教育学) 特別支援学校教諭1種免許状取得 臨床心理士
<経歴・専門職としての活動>
筑波大学大学院心身障害学研究科博士課程中退、1991年より筑波大学文部技官、鶴見大学短期大学保育科、東京福祉大学保育児童学科、千葉大学教育学部にて研究及び保育者養成、教員養成に携わる。
JDS乳幼児発達相談員(2018年終了)、社会福祉法人和枝福祉会施設「愛」心理判定員(1996-1998)、社会福祉法人くるみ会研修講師(2004-2007)。障害児保育の現場での保育者との協働、特別支援学校における共同研究などを行う。社会性や人との関わりに関心をもっている。
<著書・主な論文>
「ダウン症者の豊かな生活」(分担執筆)1998、福村出版./「新 ダウン症児のことばを育てる」(分担執筆)2010、福村出版./「保育の基礎を培う保育原理」(分担執筆)2012、萌文書林.

<専門資格>医学博士。日本小児科学会専門医・指導医、日本周産期・新生児医学会専門医・指導医、新生児蘇生法「専門」コースインストラクター。
<経歴・専門職としての活動>
1997年に関西医科大学を卒業し、小児科医として関西医科大学小児科学教室に入局。以後関連病院で従事する。2002年4月から2005年9月まで米国ボストン大学ヒト分子遺伝遺伝センター、ジョージア州立医科大学分子医療治療センターで研究員として勤務。帰国後は再び小児科医として従事。2015年からは大阪医科大学小児科学教室(玉井浩教授)に異動し、現在に至る。
<専門分野・研究テーマ・ダウン症のある子・方との関わり>
小児科医としての専門分野は新生児学および内分泌学です。主たる勤務は新生児集中治療室(NICU)で、早産児を中心として診療を行う場所ですが、ダウン症候群の新生児もしばしば入院されます。新生児医療の進歩に伴って早産児のフォローアップ体制が確立してきています。しかし、ダウン症児のそれはほとんどないことから、新生児学的な側面に加えて、内分泌学的な視点も併せてダウン症児のフォローアップに携わっています。

打浪 文子(淑徳大学短期大学部)
小島 賢司(地域療育センター あおば 診療科 理学療法士)
酒井 泰葉(アクアマルシェ)

分科会テーマ

人生を生き生きと豊かに生きたいということは、誰もが願うことです。それは外からみたら、青年期、壮年期、老年期のQOL(生活の質)を高めるという課題にもなります。QOLを高めるための一つには、仕事以外の時間(余暇)を豊かに過ごすことでしょう。そのためにはどのような場や環境を整えていけば良いのか、さらにどのように教育していけば良いのでしょうか。本人が生き生きと楽しむためには、本人が選び、決めていけることも望まれるでしょう。「たのしむ」をキーワードに検討していきたいと思います。

11月17日(日)9:30~11:30

2-C-1 まなぶ(幼児期から学齢期)

<専門資格>
公認心理師、学校心理士
<経歴・専門職としての活動>
2001-04 — 2002-03 筑波大学 日本学術振興会特別研究員
2002-04 — 2003-03 筑波大学 文部科学技官
2003-04 — 2004-03 兵庫教育大学 学校教育学部障害児教育講座 助手
2004-04 — 2006-09 長崎大学 教育学部 講師
2006-10 — 2009-03 長崎大学 教育学部 准教授(助教授)
2009-04 — 2015-03 岐阜大学 教育学部 准教授
2015-04 — (現在) 筑波大学 人間系(障害科学域) 准教授
<専門分野・研究テーマ・ダウン症のある子・方との関わり>
大学の頃から、ダウン症児の早期療育、青年期の支援などにかかわる。以後、大学院生、大学教員となってからも継続してダウン症児・者の心理学的研究や支援について取り組む。
<著書・主な論文>
ダウン症ハンドブック 改訂版, 日本文化科学社, 2013年
事例で学ぶ発達障害者のセルフアドボカシー 金子書房 2017年
発達障害のある子の「自尊感情」を育てる授業・支援アイディア 学研 2013年

<専門資格>
公認心理師、臨床心理士(日本臨床心理士会資格認定協会)、赤ちゃん体操指導員(日本ダウン症療育研究会認定)、幼稚園教諭1種免許状、小学校教諭1種免許状、保育士資格
<経歴・専門職としての活動>
平成9年岡山大学大学院教育学研究科障害児教育専攻修士課程修了
岡山県教育委員会委員、岡山県警察本部犯罪被害者等カウンセリングアドバイザー
※平成21年4月から平成30年3月まで、岡山市乳幼児あゆみ教室(赤ちゃん体操指導員)
※平成22年4月から平成31年3月まで、岡山白ゆり発達支援センター(赤ちゃん体操指導員)
<専門分野・研究テーマ・ダウン症のある子・方との関わり>
特許出願「知育いすデスク」「e-chesk(イーチェスク)」(株式会社 横山工房と共同開発):集中して学習でき、効果的な指導ができる椅子と机を開発し、特許取得・商標登録をしている。
平成17年にダウン症のある娘を授かり、JDS(日本ダウン症協会)岡山支部に所属し、ダウン症のある子どもと家族に寄り添ったボランティア活動をしています。

秋山 佳秀(秩父学園)
斎藤 優子(社会福祉法人すずらんの会 発達支援グループぱれっと)
矢ケ﨑 響(がじゅまる教室)

分科会テーマ

主に幼児期から児童期におけるダウン症のある子どもの学習支援について、学校以外での学びの実践も含めながら検討します。読み書き計算などのスキル獲得支援や特性を踏まえた支援の在り方にとどまらず、“学習の楽しさ”を伝えることの大切さを含めて、討論できればと思います。
学習支援においては、「根拠」に基づく実践が求められます。その子のニーズを的確に把握するためにも、アセスメントは重要になります。また、ダウン症のある子どもの学習にかかわる研究成果を踏まえ、一般的な特性を考慮するとともに、個人差に配慮した支援を展開することが望まれます。
わくわく、ドキドキする学びから、できた!という達成感を得られる学習経験は、自信を高め,さまざまな場面でのチャレンジ精神を支えることになるでしょう。“学習の楽しさ”を伝えることを忘れずに、達成感と適度な自信を抱けるような支援の在り方を考えていきたいと思います。

2-B-1 くらす(青年期から成人期)

<専門資格>博士(教育情報学)。公認心理師。
<経歴・専門職としての活動>
岡山県岡山市生まれ。
岡山大学教育学部養護学校教員養成課程卒業、広島大学大学院教育学研究科博士課程前期幼年期総合科学専攻修了、東北大学大学院教育情報学教育部博士課程後期教育情報学専攻修了。
<専門分野・研究テーマ・ダウン症のある子・方との関わり>
障害心理臨床、家族の心理と支援、ICT活用、アクセシビリティが研究テーマです。
主たる対象は発達障害・知的障害児・者とその家族です。
臨床発達心理学、教育工学のアプローチから、知的・発達障害児・者とその家族の自己実現(あたりまえへのアクセス)に関する研究と、社会活動ならびに学生教育を行っています。
これまで、富山大学における知的障害者を対象とした公開講座やスペシャルオリンピクスの活動を通してダウン症のある方々とそのご家族と楽しくお付き合いさせていただいています。また最近では富山大学附属特別支援学校と共同でICTを用いたダウン症のあるお子さんの教育支援プログラム開発を行っています。
<著書・主な論文>
・発達障害の子どもがのびる!かわる!「自己決定力」を育てる教育・支援(分担執筆)2008年11月.明治図書.
・よくわかる障害児保育(編者)2010年7月.ミネルヴァ書房.
・新しい特別支援教育のかたち―インクルーシブ教育に向けて―(分担執筆)2016年11月.培風館.
・ソーシャルスキルトレーニングのためのICT活用ガイド(編著).2017年3月.グレートインターナショナル. など

<専門資格>日本神経学会専門医、日本内科学会総合内科専門医・指導医、臨床遺伝専門医、医学博士、身体障害者福祉法指定医、難病指定医、小児慢性特定疾病指定医。
<経歴・専門職としての活動>
東京女子医科大学医学部卒業。東京女子医科大学病院神経内科助教を経て、2010年より現職。
<専門分野・研究テーマ>
臨床神経内科学、臨床遺伝学、遺伝カウンセリング。
ダウン症のある方々の、主に成人後の診療を行っております。各科専門医との積極的な連携を行い、包括的な診療を目指しています。さらに、ダウン症をはじめとする先天性疾患の小児科から成人診療科への移行医療と成人後の医療ニーズに関する研究、ダウン症に伴う認知症に関する臨床研究を行っています。
<著書・主な論文>
成人期ダウン症候群の医学管理(日本遺伝カウンセリング学会誌39巻2号、2018年)
成人期に達したDown症候群(小児科60巻1号、2019年)
成人期のDown症候群の課題—内科医の立場からー(小児内科51巻6号、2019年)

笠井 高士(京都府立医科大学大学院医学研究科 神経内科学)
新井 禎彦(社会福祉法人 旭川荘 療育・医療センター)

関哉 直人(五百蔵洋一法律事務所)

分科会テーマ

ダウン症者の生涯発達の中でも、青年期から成人期にかけての生活において直面する、生物(Bio)、心理(Psycho)、社会的課題(Social)とその解決策について、各方面の専門家による最新の3つの話題提供をもとに検討します。本人ならびに家族のQOLを増進するために、多職種が連携してできることを、参加者のみなさんと一緒に考えましょう。

出生前検査シンポジウム

11月17日(日)10:00~12:00(国際会議室)

シンポジウムテーマ

「出生前検査(診断)のこれから」〜それぞれの立場から見えてくるもの〜

座長:玉井浩(公益財団法人日本ダウン症協会 理事)

<登壇者:順不同、敬称略>120分(各20分 討論20分)

小児科医・臨床遺伝専門医

日本小児科学会倫理委員会遺伝学的検査検討小委員会委員長

東京女子医科大学大学院医学研究科先端生命医科学系専攻遺伝子医学分野/

東京女子医科大学遺伝子医療センターゲノム診療科・教授

NTT東日本関東病院 看護部看護主任 遺伝看護専門看護師 助産師

NPO法人親子の未来を支える会 代表理事 /千葉市立青葉病院産婦人科 医師

北里大学医学部附属医学教育研究開発センター医学原論研究部門 准教授

法哲学、生命倫理学

公益財団法人日本ダウン症協会 代表理事

ポスター発表

11月17日(日)12:00~13:00(レセプションホール)

ポスター番号と演題

  • P-1 ダウン症候群における神経細胞死と治療薬開発
  • P-2 ダウン症候群患者由来ヒトiPS細胞の樹立と神経系への分化誘導
  • P-3 当院NICUを退院したダウン症候群小児における閉塞性睡眠時無呼吸の合併について
  • P-4 21番染色体に存在する新規アルツハイマー病治療標的因子の解析
  • P-5 ダウン症モデルマウスからがんや血管病の治療・予防法を探る
  • P-6 21番染色体テリトリーの三次元核内配置に関する考察 ‐21トリソミー細胞の3D-FISH解析とPCシミュレーションによる比較‐
  • P-7 CRISPR/Casシステムを用いた過剰21番染色体消去の誘導
  • P-8 ダウン症の歯周病悪化メカニズムに関わる活性酸素種による酸化ストレスの関与
  • P-9 ACCELERATED AGING IN PEOPLE WITH DOWN SYNDROME OBSERVED FROM 1995 TO 2016
  • P-10 ダウン症児の児童期6年間の認知・適応レベルの変容と類型化に関する研究
  • P-11 保護者によるダウン症のある幼児の家庭療育に関する検討
  • P-12 20代ダウン症者Aの自尊感情と重要な他者の認識に関する臨床心理学的検討 -ロールレタリング技法を用いた事例的検証から−
  • P-13 青年期の退行を呈したダウン症事例への治療・支援と経年的変化の報告
  • P-14 特別支援学校のダウン症のある児童の個別教育計画(IEP)における指導目標について
  • P-15 ダウン症児への ICTを活用した国語科指導
  • P-16 ダウン症児の平仮名の読み書き能力に関する研究
  • P-17 小児ダウン症患児の臨床介入について:内分泌的観点から
  • P-18 大阪医科大学LDセンター「ダウン症児のためのタンポポ教室」の取り組み
  • P-19 総合周産期医療センターにおける出生後早期からのダウン症候群総合支援外来
  • P-20 子どもの発達を伸ばす療育は?‐児童発達支援センターコホート研究より
  • P-21 東京女子医科大学における「成人Down症候群外来」の開設
  • P-22 天使病院におけるダウン症者の包括的診療

医療講演

11月17日13:00~14:30(センター棟3階311教室)

北畠 康司(大阪大学大学院 医学系研究科 小児科学講座)
「研究ってなにそれ?おいしいの?そんなあなたに知ってほしい 日本の、海外の、ダウン症研究 いろはの”い”」
玉井 浩(大阪医科大学 小児高次脳機能研究所/日本ダウン症協会 理事)
「日本におけるダウン症の診療・研究の現状」
玉井 邦夫(大正大学 心理社会学部臨床心理学科/日本ダウン症協会 代表理事)

(2019年9月1日現在、予定は変更になる場合があります)